こんにちは。モリケンタロウです。
今日は「大人が子供に学ぶべき大切なこと3選」を書きます。
私には5歳の娘がいますが、彼女から学ぶべき事はとても多いです。
中でも子供にはあって、我々大人に圧倒的に足りていないと思われる大切なポイントが3つあります。
それは「他人の目を気にしない事」「根拠のない自信」「いまここを楽しむ姿勢」の3つです。
国民性もありますが、特に日本人の大人はこれらが圧倒的に不足しており、閉塞感に繋がっていることは間違いありません。
幸福度にも如実に現れており、2021年の世界の幸福度ランキングで日本は62位に位置しています。
これだけ豊かでありながらこの順位。
ということは、物質的な豊かさだけが幸福の指数ではないことを意味しており、内面的な豊かさを求めていく必要がありそうです。
内面的な豊かさがある小さい子供は、幸福という概念が理解できないかもしれません。

え?幸福って?楽しいのが当たり前でしょ?
【子供が最強の先生】大人が子供に学ぶべき大切なこと3選
他人の目を気にしない
子供は人前で平気踊ったり、歌ったり、とにかく人の目を気にしていません。
たまに突然人混みで踊ったり、歌ったりするので焦ります。
流石に人が多い場所で踊ったり歌ったりするくらい他人の目を気にしなくなるのマズイと思いますが、大人になるにつれ、だんだんと自分らしく振る舞うのが難しくなってきます。
また小さな子でも、保育園の発表会などで大勢の前で物怖じせず発表する、発言するということが平気でできる子が多いです。
大人の場合は大勢の前で発表するとなると、自分を少しでもよく見せようと萎縮したり、緊張したりしてしまい、うまくいかないことも多々あります。
なぜそうなってしまうのか。
それは自意識が過剰で、必要以上に他者の目を気にしてしまうからです。
「変なやつだと思われないかなぁ」と他者の評価を気にするようになってしまいます。
そして弱い自分を隠すかのように、自己評価を上げるようなアイコン(洋服や仕草、言葉使い)などの鎧を身に纏って、他者と接していきます。
人間は社会的な動物なので、ある程度他者の評価、承認を求めるのはしょうがないです。
とはいえ、他人の目を気にして、自分を殺してまでそれらを優先する必要はないです。
もちろん他人に迷惑をかけてはいけませんが、ありのままの自分をさらけ出し、堂々と歌を楽しむ子どもの姿を、我々は見習うべきだと思います。
根拠のない自信
子どもは何かを行なうときに、常に自信を持って行なう事が多いです。
あの謎の自信はなんでしょうか。
失敗しても、え?今のは練習だけど?という態度。
歌も絵も運動も自分が上手い下手などは考えません。
自分が楽しいかどうかを基準に考えています。
本来大人もそうあるべきだと思います。
歌も絵もテクニックを使って綺麗にやるよりも、下手でも一生懸命やっている人の方が人を惹きつけます。
しかし、年齢を重ねて来るに従って、またも他人との比較や評価というものが気になり、下手な自分を隠すため、またどうせ自分がやってもあの人には追いつけないと諦め、何かを積極的に行なうことが難しくなっていきます。
もし自分に、子供が持っている根拠のない自信の一部でもあれば、きっと何かをやるのに躊躇することは少なくなるでしょう。
子供のこうした姿や行動を目にすることで、根拠のない自信を持つことの大切さを学んでいきましょう。
今ここを楽しむ姿勢
残念ながら多くの人が未来への不安のために、「いまここ」を楽しむことを犠牲にしています。
今を犠牲にして、老後へのリスクマネジメントをしながら死んでいく。
未来は現実には存在していないので、この未来への不安というのは所詮自分が生み出している妄想に過ぎません。
しかしその妄想を振り払うことはできず、「いまここ」という時間を必要以上に犠牲にしています。
もちろん備えは必要ですが、もう少し「いまここ」を楽しんでもよい気がします。
子供は「いまここ」を生きる天才です。
とにかく目の前の世界から何か楽しいことはないか探して、楽しむことだけ考えて生きています。
娘を見ていると、よくもまあ飽きもせず次々と、色々見つけてきて遊んでいるなぁと思います。
後先考えず、とりあえず楽しむ。
どんな環境でも楽しむ。
時間がなくても、とりあえず楽しむ。
くだらないことでも楽しむ。
これは子供が全力で「いまここ」だけを生きているからに他なりません。
そして大人はこの「いまここ」を生きるという姿勢が絶対的に足りていません。
子供の行動を見て、学んでいきましょう。
なぜ大人は自分を制限してしまうのか
「いまここを楽しむ子供」と「過去や未来に生きる大人」、この違いは一体どこから生まれるのでしょう。
恐らく、学校などのコミュニティに属し、社会性を学ぶとともに、他者との関係に新たな概念が生まれていくという点が大きい気がします。
点数、成績、大人が求める模範的な行動などの出来の優劣。
こうして他者を気にして、自分と他者と比較せざるを得ない環境に身を投じていきます。
徐々に世界は狭い範囲に固定されていき、時間軸も伸ばされていきます。
「いまここ」という縦の線が、過去や未来という範囲が広がり横に伸びていく。
そして「いまここ」がどんどん薄くなってしまう。
他者の評価と過去や未来という概念が生まれてしまえば、悩みが発生するのは必然です。
やがて過去を引きずって生きたり、将来に不安を抱え、悩みながら生きたりと、とにかく「いまここ」の事など考えている隙間は無くなっていきます。
どうやって他者の目を気にする事なく、「いまここ」を楽しむ事ができるのか。
どうやって豊かな心を持続させていくか。
これは幸福への鍵となる概念だと思うので、子供から学び、真剣に考え、私たちも実践していく必要があります。
子供にはとりあえずどんどん新しいことをやって、ワクワクするようなことを見つけていく才能があります。
小さなワクワクを見つけていき、それをどんどん試してみる。
とりあえず楽しんでみる。
そうやって我々が忘れている子供心を少しずつ思い出していきましょう。
やがて子供のように「いまここ」を楽しめる日が来るかもしれません。
まとめ
ということで子供に学ぶべき大切なことを3つ、ご紹介しました。
必要以上に他者と比較するのをやめて、「いまここ」を楽しむ事。
これが幸福への鍵となるようです。
子供を通して、子供が自然と理解しているこの幸福への鍵を、積極的に学んでいきましょう。
また子供は成長するにつれ、おそらくこの鍵を無くしてしまうでしょう。
もちろん人に迷惑がかかるような遊びはちゃんと止めなければならないと思います。
しかし親としては、極力「いまここ」を楽しむ子供の邪魔をせず、自由の芽を育てていき、必要であれば競争社会のなかに身を投じても、自分を見失わないようアシストしてあげましょう。
「いまここ」を楽しむ力は今後、ますます必要な力となってくると思われます。

これからも子供を見習って、自由気ままに「いまここ」を生きていけるように精進していきたいと思います!
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