こんにちは。モリケンタロウです。
今日は過去の自分が思いっきり悩んでいた問題について考えてみます。
タイトルにある通り、体や手に異常に汗をかいてしまう症状についてです。
結論から言うと、もし仮にあなたがこの症状で悩みを抱えていても、完全ではないにしろ、いずれ気にならない程度に軽減します。
現に私は当時、「この症状のせいで自分の人生はおしまいだ」と本気で考えていました。
しかし今は、この症状から解放されています。
厳密に言うと、焦ってしまうとやはり汗をかいたりしますが、それでも以前とは比べ物にならないほど汗をかかなくなりました。
私は現在41歳なので、年齢的に基礎代謝が下がったという側面もあると思いますが、決してそれだけでないと思います。(その理由は後述します)
私は散々苦悩して今に至りましたが、現状お困りの方は、症状を軽減させるための参考していただければと思います。
汗が止まらなくて本当に困っている人へ【多汗症、手掌多汗症】
この記事は以下のようなことでお困りの方向けに書いています。
これらは全て私が過去に経験してきたことで、どれもこれも非常に大きな問題で、精神的ダメージを受けてきました。
汗をかくことによる弊害
好きな人と手を繋ぐことができない・握手が憂鬱
若い頃は自分に彼女ができないのはこの症状のせいだと思い、手術しようかと思ったほど思い悩みました。(もちろん原因は他に色々ありました・・・)
また好きな人と手を繋ぐシチュエーションになっても、手の汗が気になってしまい、なかなか手を繋ぐことができませんでした。
握手もまた憂鬱でした。握手する際はまずスボンで手を拭いてから握手をしなければなりません。
テストの答案用紙を汗でダメにしてしまう
そのまま書くと、いつも用紙が手汗でふにゃふにゃになってしまうので、とても恥ずかしかったです。
このため、手のひらと紙が触れないように袖を伸ばして書いたり、ハンカチを手の下に引いて書いたりと、ありとあらゆる涙ぐましい方法で対策していました。
今でも手のひらがなるべく紙に触れないような書き方の癖がついてしまっています。
手が触れる部分が変色してしまう
太ももの部分で手の汗を拭いていたので、よくそこだけ変色したスボンを履いていました。
またパソコンのマウスやキーボードなどの塗装されている部分が、手のひらが触れる部分だけ剥がれてしまいました。
機能的には使うことができますが、使うのが恥ずかしかったです。
自分に注目が集まると、汗をかいてしまう
これには長年、本当に悩まされました。
自分が発言を求められるとき、発表する時など、必ずと言っていいほど汗をかいていました。
視線が自分に集まっているので、何度もその場から逃げ出したいと言う欲求に駆られてました。
(どうしても耐えられず、席を外したことも何度かあります)
会議の時は常にハンカチを手に握りしめていましたが、汗を拭く動作もまた注目されているので、汗は止まりません。
梅雨の時期は常に汗をかいている
梅雨ほど憂鬱な季節はありません。
暑いとも寒いとも思っていないので、どんどん汗が噴き出てきます。
湿気が関係しているのは間違い無いですが、この時期は理不尽に汗をかくことになります。
混雑している電車に乗ると必ず汗をかく
多汗症の人にとっては、混雑している電車ほど地獄を見るシチュエーションはなかなかありません。
とくに冬、電車内で暖房がガンガン効いているような車両だと必ずと言っていいほど以下の状態に陥ります。
まず冬なので、上着を着ています。
満員電車なので、上着を脱ぐことができません。
暑いし、コートも脱げないので、焦ってどんどん汗が出てきます。
周りを見回しても汗をかいているのは自分だけです。
車内で自分1人汗をかいていると、よけいに人に見られてしまうと感じます。
焦ってますます汗が噴き出てきます。
ますます見られて、ますます汗は止まらず・・・と言った負のループに入ります。
汗かきにとってハンカチやうちわなどが必要ですが、これもハンカチで汗を拭くという動作すら注目されてしまうのではないかと思い、汗は止まりません。
仮にこれらを忘れてきてしまった時はもう目も当てられません。
私はよくこのような状態になり、緊急対策として途中下車して、汗を落ち着かせるといった努力をずっと行なってきました。
電車に関しては、空いている車両に乗る、弱冷房の車両を避ける等の対策が有効です。
しかしこれは根本的な解決方法ではありません。
精神的な問題
ここまで読んでわかると思いますが、精神的な問題がかなり大きかったと思います。
このような汗をかいてしまうことに対する恐怖を「発汗恐怖症」といいます。
私は他者の視線を異常に気にしてしまう人間でした。
多汗症や手掌多汗症が発症する人は、こう言った傾向があるような気がします。
汗をかくから、今人に注目されているのではないかと考えてしまう。
そう考えて焦ってしまうから、さらに発汗してしまうという負のループです。
この負のループを抜け出すためには、他者の視線を気にしない方法を身につける必要があります。
結局、事実は「人はあなたが思うほど誰もあなたのことを見ていない」です。
他者に見られていると思うことは妄想でしかありません。
妄想によって焦り、妄想により発汗してしまう側面が大半を占めています。
ここについては、以下の本を読んでみることをお勧めします。
2冊ともすぐに理解し、体現することはなかなかできないかもしれませんが、本質的なことが書かれています。
多汗症の人が目指すべきは、これらの本に書かれている「人の目を気にしない」という生き方です。
肉体的な問題について
この辺ははっきりとは分かっていないようですが、個人的には先天的な要素があるのではないかと思っています。
現に私の母は、汗っかきで、今現在も汗をたくさんかくため、ハンカチをいつも手に持っています。
なので年齢による基礎代謝の低下だけが、自分が汗をかかなくなった要因ではないと思われます。
今現在も、母は何をするにしてもよく焦っています。(昔の自分を見ているようで時々辛くなります)
やはり精神的な側面の方が、発汗を促していると思われます。
健康的な食生活をしたら、汗をかかなくなった
健康的な食生活を送っていると、どんどん体脂肪が減っていき、痩せていきます。
この体脂肪の減少が、この症状に大きな効果を発揮します。
燃やす脂肪がないので、発汗しないのです。
また体脂肪がないと、暑いと思うことが少なくなり、逆に寒いと思うことが非常に多くなります。
寒いので汗をかきません。
有効な手段の一つとして、一度健康的な食事を心がけてみてください。
私は朝はコーヒーと簡単な軽食、昼も腹8分目、夜だけしっかり食べる、間食をナッツに変えるという生活をしただけで、体重がモリモリ減っていき、体脂肪率が1桁になりました。

また食生活を改めることは、発汗を抑えるという効果もありますが、体調自体が非常に良い状態になります。
40代の私は、若い頃よりも体調が良くなり、活力が湧いています。
まとめ
この間友人数人と山登りに行きました。
なかなかキツい道が続き、自分も友人たちも息を切らしながら登っていました。
ふと見ると、友人たちは大粒の汗をかいていました。
この時、自分のおでこを触ってみると、うっすら汗をかいている程度でした。
私を長年悩ませてきた「呪い」だと思っていた症状は本当に消えていました。
まずは食生活を見直して、健康的な生活を目指すところを第一歩とするのが良いと思います。
体脂肪が減っていくと、汗の量は減ります。
体調も良くなり、精神的にも良い影響を与えてくれます。
いずれは人の目など気にならなくなると思います。
いずれにしても、あなたが現状抱えている多汗症による悩みはいずれ解消されます。
なので、あまり深刻にならず、今の生活を楽しんでください。
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