こんばんは。モリケンタロウです。
先日AI技術の発展により、亡くなった大切な人やペットとバーチャルで会えるようになるとお話ししましたが、それが既に現実となっているようです。
韓国のドキュメンタリー番組がそれを実現させました。その映像がこちらです。
まだCGっぽさが残っていますが、これが大きな反響を呼んでいます。
母親のチソンさんが白血病で6歳という若さで亡くなった娘のナヨンちゃんにVRで再会するというシチュエーションです。
この映像は賛否両論を巻き起こしており、僕も娘がいますので、正直この動画を見て感情が揺さぶられました。
わたし
ただ個人的にはなんだかモヤモヤしたものを感じます。
この姿形や喋っているのは所詮AIであり、ナヨンちゃん本人ではありません。
やはり生きている頃の娘との細かい違いみたいなものがありますので、娘はこの世にはいないのだと再認識して絶望する。
または再会した時は幸福でも、その後現実に直面した時、やはり絶望感が襲ってくるのではないでしょうか。
そして母親も現実の厳しさに耐えきれず、仮想現実の中で生き続ける事になる。これではいつまで経っても過去を乗り越える事ができず、自分の人生を生きる事ができません。
お金で故人に似せたAIといつでもバーチャルで会う事が可能。
その事について、しっかりとした議論が行われることを願っていますが、おそらく需要があれば、この「故人に会う」という試みは今後普及するでしょう。
しかし本心は分かりませんが、チソンさんは自身のブログで「短い時間でしたが、とても幸せな瞬間だった」と語っています。この再会でサヨナラをしっかり言えて、気持ちの整理がついた事を願っています。
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