こんばんは。モリケンタロウです。
普段、みずほ銀行を利用している方、かつ通帳の存在や記帳する行為が邪魔だと感じているミニマリスト気質の方。
そんな方におすすめしたいのが、みずほ銀行の「みずほe-口座」です。
このサービスは2021年の1月から、紙の通帳を発行しない口座としてスタートしました。
いままで使っていた紙の通帳は不要となり、e-口座に申込んだと同時に、この通帳を使った取引が一切利用できなくなります。
そのためe-口座に申し込んだ場合は、明細は通帳ではなく、Web上の「みずほダイレクト通帳」で確認することになります。
しかしこの「みずほe-口座」への切り替えには、みずほ銀行らしいトラップがキッチリと張ってあります。
本記事ではそのトラップの回避方法と、メリットデメリット、申込方法についてお伝えしたいと思います。
「みずほe-口座」に切り替える際の、失敗しない手順
「みずほダイレクト通帳」で確認できる明細は申し込んだ前々月から最大10年になり、それより前の取引明細は見ることができなくなります。
ん?どういうことですか?
仮に前々月より前の明細記録を記帳せずに、みずほe-口座に切り替えてしまうと、もう前々月より前の明細が確認できなくなります。
通帳が使えなくなるので、記帳もできなくなる、だからもう確認できないと?
そのとおりです。
なので、e-口座を申し込む前に、紙の通帳に取引明細を記帳しておく必要があります。
なるほど、これはなかなかのトラップですね。
ややこしいですが、失敗しないために、切り替えの際は以下の手順を踏みましょう。
- みずほ銀行のATMで通帳に取引明細を記帳する
- みずほダイレクトにログインして「みすほe-口座」に申し込む
- そのまま「みずほダイレクト通帳」も申し込む
ちなみに総合口座通帳に記載の口座を「みずほe-口座」に切り替える場合、通帳に記載のすべての口座を「みずほe-口座」に切り替える必要があるので注意してください。
いずれかの口座のみをみずほe-口座に切り替えると、今後通帳に記載のすべての口座について、通帳繰越ができなくなります。
通帳が一つしかない場合は、それだけ切り替えれば問題ありません。
ちなみに1年間記帳しないと自動的に「みずほe-口座」切り替わるとアナウンスされていましたが、みなさんニュースでご存知の通り、大規模なシステム障害が起きて、ATMが使えなくなるということをやらかしてしまいました。
そのため現在、自動移行は停止しています。
ただ、みずほ銀行に口座を持っている人ならいつでも簡単に申し込むことができます。
申し込みは驚くほど簡単で、みずほダイレクトにログインして数クリックで申し込みが完了します。
メリットとデメリットについて
ここで一度、メリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット
- 紙の通帳が不要になる
- ATMで記帳するという行為も不要になる
- 「みずほダイレクト通帳」で最大10年間分の明細が確認できる
今後通帳が不要になるのは嬉しいですね。
通帳に記帳されている今までの取引明細をスキャナーなどでデータにしたら、今まで捨てたくてもなかなか踏ん切りがつかなかった通帳とついにおさらばできます。
記帳しなくて良くなるのも大きいですね。
ただでさえATMへ行くのも面倒なのに、結構待たされてイライラすることがあるんですよね。
ATMを時間かけて操作している人たちは一体何をしているのか疑問だったので、「みずほe-口座」の流れは個人的に大賛成です。
デメリット
- 紙の通帳による取引が一切できなくなる
- 今後、みずほダイレクト通帳で明細が見られるのは申し込んだ前々月から最大10年になるのでそれより前の取引明細は見ることができなくなる
- さらに、その中でみずほダイレクト通帳でみられるのは3ヶ月より前までのもので、3ヶ月より後の明細は「入出金明細」に切り替えて確認する必要がある
- 通帳が必要な場合は有料(1冊1,100円)で発行することになる
なんだか見るからに面倒そうですね。
そうですね。実際明細の確認範囲は下の図ようになります。
こんなのうまく連携して全ての明細が閲覧できるようにならないんですかね?
みずほ銀行のシステムの都合っぽいけど、どうにもならないんでしょうね・・・。
そうですね・・・。
過去から最新の明細まで確認するためには、「みずほダイレクト通帳」と「みずほダイレクト入出金明細」の2か所で確認しなければならないのは、とにかく面倒ですよね。
とはいえ、普段から明細をみていない方にとってはあまり気にならないと思います。
申し込み方法
ここからは実際に申し込み方法を見ていきたいと思います。
まず「みずほダイレクト」へログインして、「みずほe-口座」をクリックします。
みずほダイレクトに申し込んでない人は、まずそこに登録するところから始めなければならないのですね。
次に「みずほe-口座申込」をクリックします。
特約のリンクを開いて内容を確認し、「内容の確認」にチェックを入れ、「申込」をクリックします。
これだけの手順で「みずほe-口座」への申込が完了します。
続けて「みずほダイレクト通帳の申込」をクリックします。
確認事項をよく読んで、「内容を確認」にチェックを入れて、「申込」をクリックします。
これですべての手続きは完了です。
今後は「ダイレクト通帳」の「照合」で明細が確認できます。
なお、みずほダイレクト通帳は申込月の翌月第5営業日よりご利用いただけます。
まとめ
通帳が不要で、3ヶ月より前の明細も含め、事前にキッチリと記帳した人は、迷わず切り替えて良いでしょう。
明細が確認できなくなってしまわないように、申し込む際は以下の手順で申し込んでください。
- みずほ銀行のATMで通帳に取引明細を記帳する
- みずほダイレクトにログインして「みすほe-口座」に申し込む
- そのまま「みずほダイレクト通帳」に申し込む
以前から明細はあまり確認せず、通帳の保管が邪魔くさいと思っていた自分にとっては、e-口座に切り替える価値がありました。
「通帳くらい家に置いておいても別に良いかな」と思っている方は、急いでe-口座に切り替える必要はないかもしれません。
ただ、いつみずほ銀行が1年間記帳しない人に対して自動切り替えを再開するのかは分かりません。
いきなり過去の明細が見れなくなってイライラするくらいなら、さっさと切り替えたほうが良いかもしれません。
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