こんばんは。Apple製品が大好きだけど、なぜかApple製品と相性が悪い、モリケンタロウです。
今までApple製品を使ってきて何度か修理に出す機会がありました。
中でもiPadに関しては、バッテリーの減りやドット抜けといった問題が発生し、修理交換の依頼をしています。
ということで、その経験を基に、iPadの修理交換の方法をまとめてみました。

iPadの調子が悪い、修理に出したい、と思っている方は是非参考にしてみてください。
iPadの保証対象について
Apple製品は「AppleCare+」や「製品限定保証」といった保証対象か、保証対象外かで修理費用が変わってきます。
iPadの修理を受ける際は、以下の3つのどれに当たるかまず確認する必要があります。
- AppleCare+ for iPad
- 製品限定保証
- 保証対象外
保証状況の確認は以下のサイトで行うことができますので、確認しておきましょう。
AppleCare+ for iPadについて
Appleの有償補償サービスである「AppleCare+ for iPad」は、加入することによって様々なサービスを受けることができます。
主なサービスは以下の通りです。
- 製品保証が1年から2年に延長される(バッテリーの劣化や製造上の問題が原因の修理を無料保証)
- 過失による故障の修理費用を4400円で保証
- 専任スペシャリストによるテクニカルサポートが受けられる
- Apple PencilやMagic KeybordなどAppleCare+の対応になる
- エクスプレス交換サービスが受けられる
AppleCare+の料金はモデルによって変わります。
一番安いモデルで8,800円〜iPad Pro12.9インチで18,480円までかかりますが、上記のサービスによってもしもの時の「安心」を買うことができます。

また一括払いと月額で支払う方法があるので、お金が厳しかったり、手放す可能性がある場合は月額で支払うのが良いかもしれません。
製品限定保証について
iPadは購入日から1年間のハードウェア製品限定保証と無償テクニカルサポートが付いています。
製品保証はバッテリーの劣化や製造上の問題が原因の修理は無料となりますが、過失による故障は保証対象外となります。
修理の種類と費用
修理の種類は大まかに3つに分かれます。
- 過失・事故による損傷がある場合の修理
- バッテリーに問題がある場合の修理
- 製造上の問題が原因の修理

それぞれ見ていきましょう。
過失・事故による損傷がある場合の修理費用
過失・事故による損傷とはiPadをうっかり落としてしまい、本体や画面を損傷してしまったり、水の中に沈めてしまって故障した状態を指します。
このような過失・事故による故障は通常は保証対象外ですが、AppleCare+に加入している場合は1回につき4,400円で修理をすることができます。(Apple PencilまたはApple製iPad用キーボードは3,700円)
ただ、この保証を受けられるのは1年間に2回までなので、よく落とす人は注意が必要です。
修理費用は以下のようになります。
AppleCare+ for iPadに加入している場合
4,400円
製品限定保証・保証対象外
23980円〜91080円(※iPadのモデルによって変動)
バッテリーに問題がある場合の修理費用
バッテリーに問題がある場合の費用は以下の通りです。
製品限定保証・AppleCare+ for iPadに加入している場合
無償
保証対象外
11,880円(※iPad全モデル共通)
バッテリー劣化の診断は意外とシビアで、Appleに見てもらってもバッテリーの問題と診断されない場合があります。
保証対象であればそれでも問題はありませんが、保証対象外となると11,880円で修理が受けられない事もあります。

診断が下ればラッキーくらいに考えた方が良いかもしれません。
製造上の問題が原因の修理費用

製造上の問題ってなんですか?

製造上も問題とは、画面にドット抜けがあったり、突然ボタンが効かなくなったりと、明らかに使い手ではなく、製品に問題がある場合を指します。
この場合も保証期間内であれば、無償で修理を受けることができますよ!
製品限定保証・AppleCare+ for iPadに加入している場合
無償
保証対象外
23980円〜91080円(※iPadのモデルによって変動)
修理の依頼方法
Apple公式のWebサイトから依頼する
修理は基本的にAppleのWebサイトから依頼します。
そして修理は「配送修理」か「持ち込み修理」の2種類と、AppleCare+に加入している場合は「エクスプレス交換」という方法も使うことができます。
- 配送修理:Apple 指定の配送業者(ヤマト運輸など)が自宅に来て、故障したiPad を引き取り、Apple リペアセンターへ配送
- 持ち込み修理:近くの「AppleStore」または「Apple正規サービスプロバイダ(ビックカメラなど)」へ故障したiPadを直接持ち込んで修理依頼する(来店予約が必要)
- エクスプレス交換サービス:新品または新品同様のiPadを宅配便で届け、その場で修理機と交換するサービス。
iPadの問題を入力する
以下のサイトへアクセスして、修理の依頼を開始します。
「お手続きはこちらから」を選択

「修理と物理的な損傷」を選択

該当のものを選択します。トピックにない場合は、下のフリースペースに症状を入力します。

ここでご希望の配送方法を選択します。

持ち込み修理
持ち込み修理を選択した場合、実際持ち込む店舗を選択して来店予約を取る流れとなります。
結局は来店した店舗からAppleのリペアセンターに送られるのですが、その前に店員さんにもiPadの故障の状態を見てもらえるので、配送修理よりも安心感があります。
サインインしていない場合は、パスワードを入力してApple IDにサインインします。

修理するiPadを選択します

Apple Storeや正規サービスプロバイダが表示されますので、お好きな店舗を選択します。

曜日と時間を選択して予約を取ります。

「今すぐ予約」を押下すれば予約の完了です。



予約の内容が記載されたメールが届きます。
この日時までに「iPadを探す」のオフ、バックアップと初期化を実施しておきます。
これらについては後ほど解説します。
予約した日に実際に店舗へ赴きます。

店員さんがiPadの状態を確認の上、受付完了し書類を渡してくれます。


この後Apple修理センターへ故障したiPadが送られ、状態を確認したうえで、自宅に新しいiPadが届きます。

14日に受付して16日には新しいiPadが届きました!
配送修理(オンライン手続き)
以下「配送修理」を選択された場合の手順です。

サインインしていない場合は、パスワードを入力してApple IDにサインインします。

修理を実施したい製品を選択します。で、必要事項を入力します。

配送先の住所や連絡先を入力します。

最後に集荷日時を選択して、「続ける」を選択します。

次にiPad本体の「探す」をオフにする必要があります。
「iPadを探す」をオフにする方法は次の項目を参考にしてください。

本体の「探す」をオフにすると、依頼を先へ進めるようになります。

「修理を申し込む」を選択して、申し込みが完了します。

少し時間を置いて、確認メールが届きます。

指定した配達日に宅配業者が専用の箱を持って来ますので、iPad本体のみ宅配業者へ渡してください。

仮に付属品をつけた状態で送ってしまった場合、返ってきませんのでご注意ください。
16日に宅配業者がiPadを持って行ってから、18日には交換品のiPadが届きました。
修理に出す前にやっておくこと
「iPadを探す」をオフにする
「iPadを探す」をオフにします。
特に配送修理の場合は事前にオフにしておきましょう。
持ち込み修理でも実施していないと、店舗でオフにすることになります。
設定を開きます。

一番上のApple IDの項目の「探す」を選択します。

「iPadを探す」をタップします。

「iPadを探す」のスライドをオフにします。

Apple IDのパスワードを聞かれるので、入力の上「オフにする」をタップします。

これで「iPadを探す」はオフになります。
iPadの初期化
修理依頼の確認メールが届きましたら、iPadを初期化します。
設定を開きます。

「一般」の「転送またはiPadをリセット」を選択します。

「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。

「続ける」をタップします。

パスコードを入力します。

自動的にデータがiCloudにアップロードされます。

ほぼ全てバックアップの対象となりますので、交換品が届いてバックアップから復元を実行すれば、ほぼ交換前の状態に戻すことができます。

なので、ここはスキップせずに、気長に待ちましょう。
交換品のiPadが届いたら
交換品が届きましたら、箱から開封しましょう。
また新品のiPadを開封できる体験ができるので、ちょっとお得な気分になります。


このように交換品専用のケースに入っています。

売り物ではないこのような箱も、しっかり作っているあたりにAppleのこだわりを感じますね。


iPadの電源を入れて、クイックスタートを開始します。
基本画面に従って、操作すれば簡単に設定できますので一部だけ載せておきます。


iPadにiPhoneを近づけると、iPadの画面に青いモヤモヤが発生しますので、下の画像の様に、モヤモヤをiPhoneのカメラの円に収めます。


上手くいかない時は手動で設定する形になりますが、Wi-Fiの設定等面倒な手順が増えるので、できればモヤモヤをカメラに収めましょう。
この後は交換前に実施したiCloudからのバックアップ復元、各種設定(Face IDやApple Pay等)、画面に従って操作するだけで、設定が完了します。
上記設定が完了すれば、ほぼほぼ交換前の状態に戻すことができます。
後は細かな設定を行いましょう。(主にSNS等アプリのログイン設定など)
以上がiPadを修理交換する場合の手順です。
ちなみに本体ごと完全に「交換」という形になりますので、シリアル番号なども変わります。
まとめ
ということで、まとめです。
◯保証の有無と問題の種類によって、かかる費用が変わる
- 保証については「AppleCare+ for iPad」、「製品限定保証」、「保証対象外」
- 問題の種類は「過失・事故による損傷」「バッテリーの問題」「製造上の問題」
◯修理方法は主に「配送修理」と「持ち込み修理」で依頼できる
- 持ち込み修理は予約をとって、店舗にiPadを持ち込む
- 配送修理は指定した日に宅配業者にiPadを手渡す
◯全く新しいiPadと交換という形になる
◯バックアップさえ取っていれば、ほぼ今まで使っていたiPadの状態に戻すことができる
AppleCareに関しては、よく物を落とす方は加入して損はないかと思われます。
もしもの時の「安心」が買えるのは、精神衛生的に楽になります。

私は加入していて、かなりの恩恵を受けてきました。
修理の依頼方法に関して意は、iPadの故障がはっきりしている場合は「配送修理」、自分の判断では少し自信がないので店員さんにも見てもらいたいという場合は「持ち込み修理」が個人的には良いかと思います。

以上参考になれば幸いです!
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