【解説】そもそも5Gって何だろう?

こんばんは。モリケンタロウです。

今日は5Gについて掘り下げたいと思います。

Gは「Generation」。つまり5Gは第5世代ということです。

世代の歴史を少し振り返らせてください。

「1G」初代移動通信システム

自動車電話や、今となっては信じられませんが、肩にかけて持ち運ぶショルダーバッグのようにでかい携帯電話などで使用されていました。(通話のみの利用)

「2G」第2世代移動通信システム

デジタル通信へ。メールのやりとりなどが可能になり、PHSやポケベルが爆発的に普及しました。

僕の世代はみんなポケベルやPHSを持っていましたね。

当時画期的だったiモードが始まったのもこのあたりです。

「3G」第3世代移動通信システム

これまでとは桁違いの通信速度で、従来のガラケーからスマホに切り替える人も増え始めた時代です。

「4G」第4世代移動通信システム

iPhoneの大ヒットにより、スマホが急速に普及します。

そういう意味では4Gは「スマホの為の技術」といっても過言ではないでしょう。

そして「5G」。

5Gのテクノロジーを制することが出来るかどうかで、世界の勢力図が変わってしまう程のポテンシャルを秘めています。(特にアメリカと中国の両巨頭による覇権争いは、もう始まっています)

ちなみに5Gは2019年4月からアメリカと韓国で先行して開始しています。

ただ、韓国などは「俺が最初に実施したる!」って大した設備も整っていないまま先行したため、おいおい5G、全然ダメじゃないか!と言ったネガティブな意見が多かったです。

そもそも5Gの普及には設備を順次整える必要があるので、一気に広がるといったものではなくじわじわ広がっていくものだそうです。アメリカも一部の地域と企業にしか5Gを提供していませんでした。

日本は都心から始めて地方に展開するといった具合にやって行くそうです。

それでは5Gで何が実現するのか、3つのポイントに分けて説明します。

①高速大容量通信

4Gが100Mbpsに対し5Gは10Gbps、今のおよそ100倍の通信速度となります。

総務省の資料によると、なんと2時間の映画が3秒程度でダウンロードできるとのこと。

Youtubeなど動画コンテンツの質もどんどん良くなるでしょう。

②超低遅延

要するに通信が遅れる事がありませんよーという事です。厳密には多少の遅れはあるようですが、人間には検知できない様な遅れです。

自動車の自動走行や遠隔手術、ロボットによる超繊細な作業など遅延が許されない分野に貢献できるとの事。

もうこれにより人が現場に足を運ぶ必要がなく、その場で仕事をすることが出来るようになります。

ど田舎に住んでいようがネット環境さえあれば最先端の仕事が行えるということになる・・・。夢のような話ですね。定年とかなくなるんじゃないかな?自分が爺さんになったらそんな働き方ができるよう今から準備していこうっと。

低遅延はARの分野の発展も見込まれます。ライブの実況中継ですね。またリアルとヴァーチャルの融合も発展していくのは間違いありません。

③多数同時接続

これによりスマートシティやIoTの実現が加速されます。

スマートシティ ・・・IoT技術を用いて、インフラやサービスを効率的に管理、運営し、生活の質を高め、経済発展を目的とした新しい都市。

IoT ・・・「Internet of Things」。冷蔵庫やTV、エアコンなど、あらゆるモノがインターネットとつながる。

例えば震災などで同時にアクセスしても繋がらなくなるようなことが無くなるという事ですよね。素晴らしい。

と言った感じで、5Gのより非常に楽しみな未来が待っています。

ただ、プライバシーやスコアリング、地域格差と言った問題もはらんでいます。

まあプライバシーはなんとなく分かります。

スコアリングとはその人に評価や点数をつける事。個人の趣味嗜好やブラックリスト的なデータ収集が容易になる事で、一人一人にスコアがつけられます。そしてなにかの間違いにより、特定のサービスが受けられなくなったりする可能性がある可能性が・・・。怖いですね。

地域格差は5Gのテクノロジーの恩恵が受けられている地域かそうでないか。恩恵を受けていないところは、経済的に圧倒的に不利になり、最悪過疎化、一極化を招く恐れがあります。

このような危険性もありますが、この5Gによるテクノロジーの進化はきっとワクワクするような体験をさせてくれます。

そう遠くない未来にその時がやって来ますので、お楽しみに!

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